検索エンジン戦争

検索エンジン戦争

検索エンジン戦争

近所の図書館に蔵書されていた「検索エンジン戦争」を借りて読んでみました。

主なトピックは、↓のような感じです。

  • 検索エンジンの生い立ち
  • SEO
  • キーワード広告との関係
  • グーグルの成功
  • 検索エンジン戦争の三極化(グーグル・ヤフー・マイクロソフト
  • 検索エンジンの用途拡大


上記の各トピックは基本的に時系列で説明されていたので、今に続く検索エンジンを巡る争いの全体像を理解するという意味ではよかったです。
しかし、CNETなどのIT系のニュースサイトを読んでいる人には既知の内容が全体的に多かったので自分の評価としてはいまひとつで、Webの現状を理解するために読むイントロダクションのような印象を最終的に持ちました。


書籍自体の感想とは関係ありませんが、検索エンジン、グーグルを取り扱っているにも関わらず全く「Web2.0」という単語が出てこなかったです。
初版の出版日が「2005年8月5日」だからまだオライリーの「What is Web2.0?」が発表される前だったからのようです。
昨年から何かと「Web2.0」を使う風潮だったので、このトピックを扱っているのに出てこないのは新鮮でした。
そんな訳で、「Web2.0」は実態が定まっていない言葉だから、そろそろ言葉的に廃れてくれないもんかな〜とふと思ったりしました。